実写「亜人」が面白い話
学校での課題研究で 実写化映画 について調べていた時3年前映画館で見たある作品を思い出した。
「亜人」だ。
漫画の実写化などファンからしたらあまり望んではないもので、公開前から不安の声、批判が山ほどあがっていたのを覚えている。
「漫画の実写化なんて成功した例
ほんのちょっとだけやん…どうせまたコケるやん…」
ファンならみんなこう思う。これまで「進撃の巨人」や「テラフォーマーズ」等で散々裏切られてきた。信用出来ないのも仕方ない。
しかし、いざ蓋を開けてみたら、「これは数少ない実写化だ」、「原作と全然違うのに楽しめた!」などなど手のひら返しのオンパレードだった。
当時の私は高く評価されてるのを見て 鑑賞を決心
不安と少しの期待を胸に映画館へ…
「いやめっちゃ亜人」
上映後に残ったのは 「満足」 の2文字だけだった。
(ぶっちゃけてしまうとと川栄李奈さんの演技がキャラに合ってなかった… )
原作の改変はあったものの違和感なく進むストーリー、邦画の中でもかなり上位に入るほどキレッキレのアクション、要所要所に見受けられる原作へのリスペクト(特にキャラの癖を再現してる城田優さん)、往年の実写映画には足りないものが兼ね備えてあった。
公開から3年経った今、再び観てみてもテンションが上がった。
原作のストーリーの改変などで度々低い評価を受ける実写化映画。
しかし、亜人は主要キャラが何人か不在、主人公の年齢も違うのになぜ成功したのだろうか。
理由その1
綾野剛演じる「佐藤」
綾野剛さんが演じる「佐藤」という男は、原作では中年おじさんなのだが、今回の実写映画では演じる綾野剛さんの実年齢に近づけた設定に。
原作とのイメージがかけ離れていて観賞前は不安で仕方なかったが、観賞後にはそんな不安など吹っ飛んでいた。年齢は違えど、笑い方や銃の構え方、一挙手一投足佐藤そのものだった。演技を見ているだけで「原作を読み込んで沢山研究してくれたんだな…」と思えてしまった。
理由その2
壮絶アクションとBGM
アクション監督が「るろうに剣心」を担当した大内貴仁、主演が佐藤健と綾野剛という最強の布陣なだけあって、鍛えられた肉体から繰り出される超絶アクションには口をあんぐりしてしまった。
何度でも生き返り、人型の分身(IBM)を発現する亜人の特性を用いる戦略性と迫力のある近接格闘が掛け合わさり、一瞬も目が離せないアクションシーンが完成していた。
そして戦闘に入る度にかかるBGM。アクションシーンをさらに引き立てるだけでなく、原作アニメのBGMを彷彿とさせる曲調で原作ファンにはたまらないものだった。
最後に
「亜人」は原作ファンや原作を読んだことがない人にも楽しめる実写映画になっているので気になっている方はぜひ観て欲しい